過去の受賞作品

|受賞作品|審査員講評3次審査風景

曽我部先生賞

通り雨

駒沢女子大学 / 江口優子

[講評]
建物内外を境界面で関係づける開口部には、時代や地域などとの関わりから色々な試みがなされてきた。雪見障子など、自然の楽しみ方が生む工夫も少なくない。一方今日では、断熱など性能へばかり関心が向かい、暮らしを楽しもうという姿勢は感じにくい。「通り雨」は、雨の日に窓の様子が変わる仕組みの提案である。自然の成り行きで得られる予測しにくい変化。技術的な難点も少なくないが、デザインを巡る基本的な姿勢に共感した。

INDEX